グレーディング

グレーディング

とは、パターン(型紙)をサイズ展開することです。

皆さんも、売り場で、S・M・Lとか、9号・11号とか見たことがあると思いますが、同じ形を違うサイズに作ることをグレーディングと言います。

サイズを変更する場合の数値も、基本的なものはありますが、メーカーによって違ったりします。

これは、何サイズ作るかによって、数字を調整したりします。

又、5号~21号までなど、大変多くのサイズを展開する場合は、その身体の特性を理解して、変更する数字が一定じゃない場合があります。

 

マスターパターン

まずは、基本的なサイズを、修正を重ねてきっちり作り上げます。

この場合、ここでおかしいと、グレーディング後のすべてのサイズがおかしくなります。

又、洋服には色んな切り替えや、ポケットがついてたりなど、デザインがあるので、一度その関係をちゃんと理解しないといけません。

 

展開するにあたって

マスターパターンをサイズ展開する場合、最初決めた展開する数値で大きくしたり小さくしたりしますが、

単純に大きくするだけでは、切り替え位置やディディールの位置がそのままになってしまいます。

そこで、先ほど理解した関係が大切になります。

全体の洋服のバランスに置いて、切り替え位置やディティールの位置も変えていきます。

こうやって、店頭に並んでいるサイズは作られていきます。

 

作業方法の変化

パターンを手で書いていたときは、グレーディングも手作業で一サイズづつ作っていました。

現在はCADの普及により、コンピューターグレーディングが出来ます。

サイズや変更する場所を入力すれば、全サイズが一気に展開されます。

ただ、その場合も、先ほど書いた注意点はとても大切なので、CADを使う人はパターンの事を良く知っている人になります。