毛皮で衣服を作る
毛皮を使う
昨日はブログで毛皮の歴史を書きましたが、
最初は防寒のための必需品だったものが、高級品に扱われるようになりますが、それでも、寒い国では今でも必需品になります。
実用品に使うために、安価な種類を使う方法も考えられ、毛を染めたり、プリントしたりして、高級品に似せる方法も使われるようになりました。
毛皮の縫製
やはり毛皮は高価なので、長い期間着る事が出来るように、デザイン性はそんなに追い求めず、シンプルな形が多いようです。
しかも、毛皮は毛があるので、縫製した場所が全く見えなくなります。
その特性を生かし、ひじや衿など敗れた場合はその部分を切り抜いて別の毛で埋める事が可能です。その為、大切に着て補正を行えば、本当に長い間着る事が出来ます。
又、接ぎ目が見えない為、生地で出来ている洋服と違い、色んな場所に接ぎ目があることがあります。
接ぎ目を利用することで、毛並みを変えて模様のように見せる事もあり、
小さい動物などは、細かく接ぎ合せる事で、きれいな柄のある一枚のシートにしたりします。
又、切れ端を使えば安く作ることが出来るので、安価なものは、毛皮の切れ端を沢山はぎ合わされて一着の洋服になっていることがあります。
ただ、単純に接ぎ合せるにしても、大変な作業なので、どうしても高価にならざるを得ません。
自分の一着が持てるようになったら、大切に着たいですね。