お世話になった方のお見送り

あれから40年近く

私が専門学校に行くために東京に来たときに、田舎の中だけで暮らしていた私は、不安で一杯でした。

寮に住んでいたので、毎日寂しくて心細くてと言う事は無かったけれど、そこに缶詰なのも・・・・

 

実は住んでいた寮は厳しくて、外泊届けは保護者からの許可の手紙が来ないと出せないので、そんな環境の中、母の兄(叔父家族)が川越に住んでいて、私にちょくちょく遊びにおいでねと言ってくれていた叔父の家は私が外泊できる唯一の場所でした。

従姉妹は私と近い年齢で話しやすいし、叔父は優しく、叔母はお料理が上手で、川越に泊まりに行くことはとても楽しみでした。

それから、私が専門学校を卒業して就職して結婚するまでの間、叔父家族には本当にお世話になりました。

その叔母が6月1日に亡くなったんです。

 

突然の訃報にビックリ

前から色々と病気がちで、叔父が介護をしていたのですが、亡くなるほどの状態にあることは知らず、電話をもらってビックリでした。

すぐに出かける準備をしたのですが、都会は葬儀も込んでるみたいで、6月5日がお通夜と言う事と決まり、私はゆっくりと支度をして出かけることが出来ましたが、こんなに時間が空くなんて、ご家族は大変ですよね。

都会の葬儀事情にもビックリです。

 

期せずして北陸新幹線

北陸新幹線が開通して、世の中すごいブームでしたが、私は乗車できる予定がまったく無く、いつかは乗るだろうくらいのスタンスでした。

が、今回、思いがけず乗ることになりました。あまり嬉しくない機会ではありますが、ただ、そのおかげで、川越までは早く行くことができ、北陸新幹線開通には感謝です。

 

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家族葬

と言う事でしたが、優しさをたたえた叔母の顔がお出迎えしてくれた式場はとても立派でした。

 

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ただ、参列者はほぼ親族だけなので、みんなでゆっくりお見送りすることが出来、叔母の最後の様子を詳しく聞け、良いお式でした。

 

あんなにお世話になったのに、晩年はぜんぜんお会いすることが無く、不義理をしていた事を悔やみますが、今回ちゃんとお見送りが出来てよかったと思いました。