亡き父にとってかけがいの無い方を見送りに

父が死ぬまで働いた、まさに骨を埋めた会社の社長(現会長)が、5日に亡くなり、今日がお通夜の為、母を送って運転手をしてきました。

父が入社した当初はそんなに大きな会社じゃ無く、亡くなられた会長も父も当時は一社員で、二人でがむしゃらに働いたそうです。父はまだ現役の68歳で癌に侵され未練を残して亡くなりましたが、会長は最期まで父の病室に来て励まして下さいました。

そんな父にとってまさに戦友のような人だった方が亡くなり、とても寂しい気がします。

今でこそ県内有数の大企業になり、誰もが知る人になっているのに、私の息子が大学に合格した時には、お祝いを送ってくださるなど、とても気の回る優しい、素晴らしい方でした。
そんな方のお通夜はすごい参列者の数で、私は車の中で待っていましたが、次々に来る車に圧倒されていました。

母は中で父の部下だった人に出会い、式場を案内して頂いたそうです。まだ父を覚えて下さってる方が居る事は、父が生きた証を見るようでありがたい事です。
喪主の現社長の御長男、亡き会長の奥様、もう一人の社長の次男さんにもご挨拶が出来たと、部下の方にとても感謝して車に戻って来ました。

又、一つの区切が付いた気がします。
こうやって、時代が移り変わって行くんでしょうね。