「ブンナよ、木からおりてこい」劇団青年座による舞台を観て
息子が小さいとき、子ども劇場と言う団体の会員になって、親子で色んな演劇を観ました。その時からのつながりで、今回誘われて、「ブンナよ、木からおりてこい」を観に行ってきました。が、本当に久しぶりに観る演劇です。
作が福井県出身の水上勉さんによるものなので、出発点である福井に凱旋って感じです。
主催が
●子どもいきいきプロジェクト
●(特非)福井県子どもNPOセンター
●NPO法人福井芸術・文化フォーラム
しかも
後援に
福井県教育委員会・福井市教育委員会・鯖江市教育委員会・あわら市教育委員会・坂井市教育委員会・永平寺町教育委員会
教育委員会勢揃い?って感じですから、子供から大人まで観客の層の厚いこと。
私の市からは車で50分ほどかかるので、仕事が終わったら即出発。ちょっと早めに着いたので、駐車場にもすんなり入れ、入場してみると、すでにそこにはブンナワールドが出来上がってました。
あ~あ~、こんな感じ、思い出すな~。親子の楽しみは演劇を観る前から始まってる。懐かしいな~、と思いホワイエでボーっとしてしまいました。
内容は有名な児童文学なので、その原作通り忠実に表現、でも面白く演出してあって、その内容はかなり厳しいことを言っているのに、なぜか観客席からは子供の笑い声が聞こえる、そんな舞台でした。
強いものが勝つ!を強調されて進む中、最後に強い命も土になり弱い者にも回っていくと言う結末がとてもきれいに演出されていて、この舞台を笑いながら観ていた子供たちにも、命は回っているんだと言う事が伝わってれば良いな~、と思いながら帰ってきました。