パターンの原型
原型とは
パターン(洋服の型紙)を作るときに元にするものです。
本来は個人一人一人の体系にあった原型が欲しいところですが、オーダーで服を作らない限りは原型を作る人はいないですよね。
そういう意味で、オーダーを仕事としているパタンナーさんは誰々さんの原型と言うのを持っていますが、通常はJIS規格の9号の原型、と言ったものを使う事が多いです。
当然、大きなサイズを専門にしているメーカーさんはそういう原型、子供服のメーカーさんは子供の原型、とそれぞれの会社のターゲットにあった原型を使います。
原型を作る
私達パタンナーはボディーを持っていますが、一番最初にそのボディーの原型を作ることから始めます。
ボディーには洋服に必要なゆとりが入っているので、それにぴったりの原型を作れば、最低のゆとりが入った物になります。
その原型を元に、サイズに合わせたり、デザインに合わせたりして製図を行く事によって、規格に沿った製図が出来ます。
ただ、デザイン性のとても多いものは原型を使うより、直接ボディーに布を当てて作り上げていく方が早い場合もあり、パタンナーさんはデザインに合った方法で製図をしていきます。